枝雀師匠の「不動坊」
例の心の病が治ってしばらくの頃でしたけど、文字通り大自然に身をゆだねるという感じで、
たいそう気持がよかったですよ。

今の法律では、亭主が死んでも六か月間は再婚できないというようになっているらしい
のですが、昔はこの噺のように割合すぐに嫁入りしてたんですね。死んだ人には気の毒な
ような気もするけど、生きてる者の生活が先やという考えです。この噺、「不動坊一と題
してあるんですけど、タイトル・卩1ルの不動坊の先生は一べんも登場しません。はじま
ったとたんタイトル・ロールが死んでいる例は他に「らくだ」がありますが、こちらのほ
うは死んでからもカソカソノウを踊ったり大活躍するのでまだ浮かばれます。不動坊の先
生のほうは、化けて出るのまで代演をたてられてるんですから立つせがないですよ、ほん
まに。

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